介護業界では転職回数が多くても採用してくれることが多いものの、それが不利に影響してしまう事例もあります。経験を積んでいるのは介護業界で求められていることであり、同じ業界の中で様々な職場を経験しているのは有利になる可能性を秘めているのも確かです。
問題になっているのは転職回数が多くてもそれが成長につながっていないことであり、面接のときにそれを吟味されてしまっています。個々の職場でどのような仕事に従事してきたのかを説明することはできても、それが自分にどのような形で身についたのかを説明できなくなってしまうのが主な原因です。取ってつけたような説明ではなく、具体性をもって説明できれば納得してもらえるでしょう。しかし、本に書いてあるような応答しかできなかったり、言葉に詰まってしまったりして、それぞれの職場で何も得てこなかったのだと理解されてしまうのです。
仕事内容に関連付けて得られた能力を具体的にわかりやすく説明できるようにしてこの状況を打開する例もあります。転職回数が多くてもそれぞれの職場で十分に成長していて、現場で活躍できるような経験を積んでいると理解してもらえれば問題はありません。不利になってしまっている例として多いのは自分に関する説明能力が足りていないことであり、表現力を鍛えるのが大切です。具体性があることは理解を促すのに重要であり、ただ概念的な話をしてしまって不採用になっている人もいるので注意しましょう。面接で転職回数について聞かれても回数が多いことを強みに出来るように準備をしておきましょう。